不機嫌な人の心理と対処法
こんばんは~
私たちは日常生活を送る中、様々な人達と接触します。
家族、職場の人、恋人、友人といった人達に囲まれて生きています。
そんな日常生活のなかで、楽しい時もあれば不愉快な気持ちになる時もありますよね。
傷つけたり、イラっとさせる発言をした覚えがないのに相手が急にムスッとしたり、話さなくなったり、態度で怒りをアピールしてきて気まずくなったり。
血の繋がった家族や大好きな恋人や友人であっても、こういった不愉快だと感じる場面もあるのではないでしょうか?
相手のことは好きだけど、なぜかいきなり不機嫌になってしまいどう接すればよいのか悩んだり、職場でも常にイライラした態度をとってくる上司と働いてストレスが溜まったり…
そんな時に人は自分を責めたり考え込む人も少なくないはず。
不機嫌になって相手も困らせる人はどこにでもいるので、相手の心理を理解して自分を責めずに人間関係を楽に築き上げる対処方法をお話したいと思います。
目次
「不機嫌」は甘えから生じてる
不機嫌という行為が向けられる対象のほとんどが親しい仲であると言えるでしょう。
それが親しければ親しいほど「言葉にしなくてもわかってくれるはず」「態度で示せば理解してくれるだろう」という甘えの心理が働いています。
その甘えの中には
・気持ちを理解してほしい
・自分の思い通りに動いてほしい
・被害者意識が強くある
といった心理が隠されています。
自分本位すぎる考えを押し付けられ、不機嫌な態度を取られた側としては不快な気持ちになる人や不安に感じる人もいます。
イライラだけ出して言葉にせずに相手に伝えようとすると関係性は壊れていきます。ですが当の本人はそんな危機感に気づいていないこともしばしば…。
親しい仲であれば理解してあげたいという気持ちはありますが、不機嫌さを全面的に出されては話し合いにすら発展しません。
そんなとき、「話し合いも出来ないし、関係も悪くなりそうだから自分が折れるしかないか…」と自分に非がなくても謝る人も多いでしょう。
しかし、そんな関係はずっと長くは続きません。
不機嫌な態度で振り回されてはストレスが溜まる一方ですし、自分のためにも相手のためにもなりませんよね。
そんなしんどい状態から抜け出すために、そして不機嫌な人に振り回されずに済む接し方を見ていきましょう。
不機嫌な人に対しての対処法
感情的にならずに冷静に捉える
不機嫌な態度をとられたら誰だって気分が悪くなるものです。
それがどれだけ心の広い人でも感情はあるので、なにを言われても許してくれるわけではありません。
理不尽なことをされてしまうと、誰でも感情で反論したくなります。
しかし、感情で反論するということは相手に振り回されていることになります。
逆に不機嫌な態度を治してほしくておだてる人もいますが、これも相手の思うつぼです。
「この人には何を言ってもいい」「何をしても許される」という不機嫌な人の甘えにまんまと引っ掛かり、自分自身をコントロールされてしまいます。
そうはならないためには、冷静な判断が必要となります。
感情的にならない方法として、不機嫌な態度に関してあまり気にしないこと。
「気にしないなんて言われても難しい」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし不機嫌な態度で人をコントロールしようとしているのは相手の方です。
自分の問題ではなく、相手の問題だと冷静に捉えていきましょう。
自分を責めるのはNG
多くの人が、いきなり不機嫌になった人に対し「私、なにかしちゃったかな?」と考えて動揺してしまったり、なにも悪くないにもかかわらず自分が悪い事をしたのかも、と自分自身を責めたりします。
たしかに人間関係は複雑なもので、気づかずに相手の怒りに触れるようなことをした可能性は否定できません。
ただ、大人になってから言葉なしで態度だけで相手を責めるのは間違った選択です。
不機嫌になる理由が明確にあるにせよ、不機嫌になった人は伝えようとはせずに”この怒りを態度で察しろ”と投げかけているのです。
それでは解決はしないし、お互いが気まずくなり関係性が悪化します。
もし「自分に非があるのかもしれない」と思ったときは、落ち着いて話し合う状況をつくりましょう。
そしてどんなときも自分を責めすぎないことが大切です。
オドオドしたり、ビクビクせずに客観的に見る
不機嫌な人は客観視できず、自分のことでいっぱいいっぱいなため、心に余裕がなく相手に対して思いやりに欠ける部分があります。
イライラされると相手が高圧的に見えて緊張感が走り、相手の怒りに触れないように…と気を使ってオドオドしたり、ビクビクとした態度になりがちです。
そんなビクビクとした態度が相手に伝わると、余計にイライラさせてしまい逆効果となります。
ビクビクしないためには「この人は心に余裕がないくらい大変なのかもしれない」と客観的に視点をシフトすれば、自分のストレスにもならず不機嫌な態度がそれほど気にならなくなり、相手の理解にも繋がります。
まとめ
①不機嫌・イライラをアピールしてくる人は甘えの心理が働いている
②親しい仲ほど甘えが出やすい
③不機嫌な態度にコントロールされないために、冷静に捉える
④不機嫌な態度をとっているのは相手の問題であり、自分を責めないこと
⑤不機嫌な人にビクビクした態度は逆効果。客観的に見ることで気持ちが楽になる
周りでいきなり不機嫌になったり、常にイライラをぶつけてくる人が居て困っている方は、少し考え方を変えることでこちらも感情的にならずに、そして精神的負担も軽減されるでしょう。
また、人間なら誰しも感情的になりイライラすることがあります。
自分自身が不機嫌な態度をとっていないか一度見つめ直してみるのも良いでしょう。